三度目の殺人 勝手気ままにレビュー
皆様お疲れ様です。
最近はめっきり冷え込んできましたね~
僕は部屋のリニューアルをしてて今まで使っていた家具やら諸々処分していたので、
毛布&布団が家になかった事に気が付いて慌ててネットでポチりました(;^_^A
さてさて福山雅治主演の【三度目の殺人】を見てきましたので感想を書きますよ(`・ω・´)
※ネタバレ注意!
この作品、【そして父になる】の是枝監督と福山さんのコンビの再共演の作品なんですね。
これは期待できると思い突撃してみましたよ。
ふむ~やはり見応えのある作品でしたわ~
福山さん、役所さんを筆頭に俳優陣の方々が流石の演技を披露しております。
個人的には、法律事務所の女性職員の方が良い味出してて好きです(笑)
作品内では、面会室でガラス越しに役所さん演じる殺人事件の容疑者と福山さん演じる弁護人が対峙するシーンが何回も出てくるのですが、このシーンが一番役所広司さんの演技が光ってました!
ガラス越しに必死で訴えるとこは迫力満点でやっぱスゲェなと感じました。
しかしこの作品、最後までみてモヤモヤが晴れないまま終了します。
真実は何だったのかはっきりせずに役所さん演じる三隅は死刑を宣告されます。
物語を追っていくとこの死刑が三度目の殺人という意味合いなのだろうと思うのですが、これこれこういう理由で自ら死刑を望んだんでしょ?という我々の気持ちを福山さん演じる弁護士の重盛が三隅によう最後の方で問いかけますが、一笑にふされてうやむやのまま終わります( ˘ω˘ )
まあこのいろいろ考えさせらるとこが監督の狙い通りな感じなんでしょうな(笑)
個人的には下記のような流れなのかなとう思いました。
・三隅は触れただけで相手の事が理解?できる特殊能力がある。
・三隅はその能力故に空っぽの器と言われるような状態になる。
・理解できるというよりも相手の強い感情が乗り移って行動に移してしまうのではないか?
・確かに自分の娘と同じ足がわるいという共通事項があり仲良くはなっていたと思うが
それだけで殺そうとしたのではなく、やはり広瀬すず演じるレイプされた憎しみや強い感情が乗り移り実行に移ったのではないか?
・だから重盛の最後の問いかけに、そういう話だったら美しい話ですねと述べた。
つまり三隅は、特殊能力により他人の感情等を理解できるが強すぎる感情だとその感情が器を満たしてしまい、行動に移ってしまい、そこには自分の意志はない。
これによりいつも周りに裁かれてきて、自分で裁ける裁判官に憧れているという事。
こんな感じかなあとはざっくり思いました。
でも三度目の殺人と三度目の正直をかけて最後の死刑を望んだ部分には、すずを守るという確かな意志があったと思いたいですよね。
また上で述べたのも確定的なことは映画内では述べられてないので全く的外れな見解になっているかもしれないですからね
それがまた面白いですね。
また普段あまり描かれない裁判の裏側というますか、事前打ち合わせみたいな場面とか描かれていてよかったですね。「しかるべく」でかっけぃなと思って見てました(笑)
はっきりとした真実等はなく弁護人や検察の戦いから裁判の持っていき方で罪が争われて判決も左右されるというのが恐ろしく感じました・・・
今回の三隅も当初の主張で争っていれば、もしかしたら死刑以外の判決が宣告されたかもしれないですしね。
つくづく裁判官や検察、弁護士というのは、他人の人生を左右させるとんでもんない重責のあるお仕事なんだなあと感じさせれましたわ。
モヤモヤしてる分、まだまだいろいろ書きなぐりたいですが、まとまりそうにないのでこの辺で切り上げます!
とにかく面白い作品だったのは間違いないと言っておきます(`・ω・´)
乱文乱筆失礼しました~